皆様お水は1日どのくらい飲みますか?
500mlも飲まない人も多いのではないでしょうか?
私たち人間の体は成人で体重の約60~65%が水分で作られています。
この水の働きで、栄養素や代謝物の運搬、対応の調整など行われ、生命の機能が保たれています。
健康を維持するのに毎日水分補給する必要があります。
成人が1日に排出する水分量は約2.5L(体重約50kg)になると言われています。
主な排出物は、不完蒸泄(汗などとして感じなくても皮膚や呼吸を通して水分が失われていること)として約0.9L、尿や便として約1.6L。
普通の生活をしていても、1日の排出量とほぼ同じ、約2.5Lの水分を飲食物から補給する必要があります。
そのうち1.3L食事から補填されます。
そのため1日で必要な水分量は1.2Lになります。
これより重い体重の人、よく汗をかく人、下痢、嘔吐、授乳中の人はこれ以上の摂取が必要となります。
また、食事が少ない人は補てんされる水分量も少ないから1.2Lより必要となっていきます。
上記水分量が摂れず、摂取量と排出量のバランスが崩れると様々な症状が出てきます。
水分不足により、
頭痛、集中力低下、日中の強い眠気、食欲不振、腹部の不快感、胃もたれ、体に力が入りにくい、筋肉痛、足が攣るといった症状が現れます。
逆に過剰摂取をした場合、
水中毒という症状が起こります。
水中毒は内臓に負担がかかり体がだるくなり、消化不良を引き起こすことがります。
主な症状として、めまい、頭痛、多尿、頻尿、下痢などです。
悪化すると、吐き気、嘔吐、錯乱、意識障害、性格変化、呼吸困難などの症状が
現れます。
これは体内のナトリウム濃度が低下するためで、ひどい場合は死にいたることもあります。
一度に大量の水を摂取しないよう注意も必要です。
水分も沢山飲めば良いわけではないですね!
お水を飲むことで代謝をあげ、排便を促し、食欲を抑えます。
体重、運動量、食事内容によって1日の水分量を変えながら過ごしていきましょう!!